ダイビングスーツの素材について

メーカー独自開発の素材を採用しているスーツもありますが、今回は導入編として基本的な素材であるネオプレンゴムを紹介します。

まず初めにネオプレンゴムとは、合成ゴムであるクロロプレンゴムの商品名を指します。素材について調べて始めると、このネオプレンとクロロプレンが混同しやすいのですが、両方同じ素材で、化学名か商品名かの違いでしかありません。

 

ネオプレンとは

殆どのウェットスーツではスキンにネオプレンゴムが使われています。

ドライスーツは、ネオプレンタイプとシェルタイプの二つに区別され、前者には名前の通りネオプレンゴムが使用されています

ダイビングを良くされる方であれば、耳にすることもあるネオプレンを具体的に見ていきましょう。

1930年代に製造され始め、耐老化性、耐熱性、耐寒性に優れていることなどから幅広い用途で様々な現場で使用されてきました。そして、ダイビングスーツとしても活用されることとなったのです。

構造として、ゴムの中に気泡があることが特徴です。この気泡があることで保温性を持ち、かつ気泡同士が繋がっていない事で水を通さない仕組みになっているのです。

最後に

このネオプレンゴムを使用したスキンを挟むように両面にジャージを貼って、ダイビングスーツは作られているのです。ジャージについてはまた別の記事で紹介させて頂きます。