ダイビング指導団体が発行しているダイビングライセンスですが、取得にかかる費用はスクールによって異なります。そんな中で、料金体系が不透明でわかりづらいスクールがあるのも事実です。
格安を謳い2万円前後で取得できると言うスクールも中には存在しています。しかし、格安なスクールは安全なのでしょうか。
そもそも前提として、ダイビングはプールでのスイミングの様に手軽な物では無く、普通のスポーツよりも遥かに費用がかかります。そのため最初は、高額な費用に驚くかと思います。
例えばライセンス取得にかかる費用の内訳は、講習料金、施設利用料、教材、海洋実習費、器材レンタル代、ライセンス申請費が主です。これらは全てライセンスの取得に基本的には必須となってきます。これらの費用が2万円で全て賄うことは普通のスクールであれば出来なさそうなのは、何となく想像出来るのではないでしょうか。
ライセンス取得を検討されている方の「もっと安く取れると思った」という声も聞きます。
そんな方にとって、格安でライセンスを取得できるという謳い文句は非常に魅力的に見えるかもしれません。しかし格安スクールだと、実は器材レンタル代が別だったという事はよくあります。
さらに、大人数での講習を実施している所もありますが、危険なので受講しない方が良いと思います。大人数での講習はインストラクターの目が届かないことでの事故を招きやすいですし、ダイビングに必要な知識がしっかりと身に付けられているかも疑わしいです。
自動車の免許とダイビングライセンスは似ています。
自動車の免許も、座学の学科を受け、実際の道路で講習を受けますよね。
ダイビングライセンスはそれの簡易版と考えるとイメージが湧きやすいと思います。
ダイビングも自動車運転も命の危険のリスクが伴います。安全を期すために、時間をかけて講習を受けていきます。即日に取得することは出来ませんし、費用も安くはありません。
そうしたことを踏まえて、良質なスクールを見極める事が大事になってきます。