ダイビングによる頭痛の治療法

慢性的な頭痛をお持ちでない方でも、ダイビング後の頭痛は起こりえます。特にダイビングに慣れていない方は、ダイビング後に不調をきたしやすいです。

中でもよく見られるダイビングによる頭痛の種類と治し方についてご紹介していきます。

 

過剰な二酸化炭素と酸欠による頭痛

ダイビング後の頭痛の多くは、通常よりも二酸化炭素が体内に多く入ってしまうことが原因です。

慣れない水中での活動に慌てて呼吸してしまう事で、呼吸の回数は増えますが、体内に行き渡る酸素量は少なく、呼吸は乱れる事になります。その結果、酸素が十分に行き渡らず、反対に身体の二酸化炭素量が増えて、頭痛の原因となっているのです。

これを防ぐためには落ち着いて深呼吸をして、肺に十分な酸素を入れる事が大切です

緊張型頭痛

これは首や肩のコリが原因となっている頭痛を指します。

ダイビングにおいてはタンクの長時間の着用や水中での姿勢が緊張方頭痛の原因と成り得るのです。

また、ストラップやフードの締め付けが原因にもなるので、頭痛が起きたら使用した道具も原因ではないかと確認してみましょう。着用する道具のサイズのずれなどは無いか入念にチェックしてからダイビングする事をオススメします。

減圧症に伴う頭痛

減圧症とは、初期症状では麻痺、めまい、手足の痛みや痺れを引き起こし、呼吸困難や最悪の場合は死にいたる危険性もある病気です。減圧症の症状の一種には頭痛もあるので、上記に挙げた例で該当しないと思ったら減圧症による頭痛の疑いが考えられます。頭痛が長引いて減圧症の疑いがある場合は、いち早く医療機関に行くのが最善です。

最後に

ダイビングによる頭痛の種類を紹介してきました。もし頭痛が起きたら、上記の例に照らし合わせて、原因を特定してみましょう。

ダイビングに慣れていない方は、頭痛予防の為にもまずはリラックスをして深呼吸をする事を意識して、ダイビングする様に心がけましょう。

もし頭痛薬の服用をする場合は、効果が切れてしまう心配があるのでダイビング前では無く、ダイビング後に服用するのがより確実に対処できます。

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